Q:質問内容
労働保険料の申告(年度更新)の準備をしていますが、当社から他社へ1名出向している社員がいます。 この場合、労働保険料はどのように計算すればいいのでしょうか。
★キーワード
出向(在籍出向)とは・・・
出向とは、勤めていた会社(出向元)との雇用契約を維持したまま、業務命令により別の会社(出向先)に異動し、出向先の指揮命令の下に勤務する働き方です。
出向とは、勤めていた会社(出向元)との雇用契約を維持したまま、業務命令により別の会社(出向先)に異動し、出向先の指揮命令の下に勤務する働き方です。
A:質問の回答
労災保険…出向労働者が出向先事業組織に組み入れられ、出向先事業主の指揮監督を受けて労働に従事する場合は、出向元で支払われている賃金も出向先で支払われている賃金に含めて計算し、出向先で対象労働者として適用する必要があります。
雇用保険…出向元と出向先の2つの雇用関係を有する出向労働者は、同時に2つ以上の雇用関係にある労働者に該当するので、その者が生計を維持するのに必要な主たる賃金を受けている方の雇用関係についてのみ被保険者となります。
賃金が出向元から支払われているならば、出向元の対象労働者として賃金の集計をする必要があります。
ポイント
当社(出向元)から他社(出向先)への出向者がいる場合は、労災保険の対象となる賃金額を、他社(出向先)に連絡し、他社(出向先)の年度更新に含めてもらう必要があります。また、当社(出向元)の労災保険の対象となる賃金額から出向者分を除く必要があります。
また、出向者を迎え入れる場合も、同様に注意が必要です。
また、出向者を迎え入れる場合も、同様に注意が必要です。
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