連載《テレワーク》④「テレワークと中抜け」

Q&A

テレワーク

Q:質問内容

 

緊急事態宣言を受けて、当社でもテレワークをはじめましたが、従業員から「小学校休校で子どもがいるから、昼の休憩以外でも“中抜けさせてほしい”」と質問がありました。会社としてどう対応すればよいですか?

 

A:質問の回答

“中抜け”=「休憩」です。“中抜け”を認める場合には、ルール作りを進めましょう。

 

★ポイント1)

中抜け=「休憩」です。ですので、中抜け時間は従業員の自由時間であり、その時間は会社(使用者)が業務の指示をすることはできません。

 

★ポイント2)

中抜け時間には、ほかの従業員が中抜け中の従業員に仕事依頼等ができませんので、「誰が」「何時から何時まで中抜け時間をとっているのか」を明確に申請する仕組みが必要です。

 

★ポイント3)

中抜け時間を認めると、仕事の終業時間は遅くなります。(繰り下がり)あまりに多くの中抜けを認めると、就業時間が深夜時間帯(夜10時以降)に及んでしまうこともあります。「中抜け時間の回数制限」「トータル時間数制限」「終業時間を認める最終の時間」を決めておきましょう。

 

★ポイント4)

9時~18時(休憩12時~13時)等、しっかり所定労働時間が決められている場合には、就業規則の変更やテレワーク勤務規程の作成が必要となってきます。

 

詳しくはお問い合わせ下さいませ。

リンク:連載テレワーク①