Q:質問内容
1年間の有期のパート従業員を雇用しています。 残念ながら新型コロナウイルスの影響もあり、業務がなくなってしまいました。 パート従業員は契約更新を希望していましたが、会社の事情で契約期間満了にて労働契約を更新しない場合、雇用保険の喪失手続きにおいて、離職票はどのように対応すべきでしょうか。
A:質問の回答
例えば期間1年の労働契約を満了にて終了する場合には、会社側はまず「労働契約期間満了による離職」を離職理由として選択します。
ポイント
「労働契約期間満了による離職」はさらに詳細に離職票記載を選択します。その後ハローワークの判定により、以下の3パターンに関しては、自己都合退職と異なり失業手当が多く払われる対象者(特定受給資格者・特定理由資格者)となります。
①期間の定めのある労働契約の更新により3年以上引き続き雇用されるに至った場合において当該労働契約が更新されないこととなったことにより離職した者
②期間の定めのある労働契約の締結に際し、当該労働契約が更新されることが明示された場合において当該労働契約が更新されないこととなったことにより離職した者(上記①に該当する場合を除く。)
①・②の場合→特定受給資格者(※)
③期間の定めのある労働契約の期間が満了し、かつ、当該労働契約の更新がないことにより離職した者(その者が当該更新を希望したにもかかわらず、当該更新についての合意が成立するに至らなかった場合に限る。)
③の場合→特定理由離職者(※)
①期間の定めのある労働契約の更新により3年以上引き続き雇用されるに至った場合において当該労働契約が更新されないこととなったことにより離職した者
②期間の定めのある労働契約の締結に際し、当該労働契約が更新されることが明示された場合において当該労働契約が更新されないこととなったことにより離職した者(上記①に該当する場合を除く。)
①・②の場合→特定受給資格者(※)
③期間の定めのある労働契約の期間が満了し、かつ、当該労働契約の更新がないことにより離職した者(その者が当該更新を希望したにもかかわらず、当該更新についての合意が成立するに至らなかった場合に限る。)
③の場合→特定理由離職者(※)
詳細
≪参照HP》厚生労働省HP:離職された方へ-離職票-2の離職理由欄等(⑦欄及び⑰欄)の記載方法について-
※特定受給資格者・特定理由離職者とは
≪参照HP》ローワークインターネットサービス:特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要
※特定受給資格者・特定理由離職者とは
≪参照HP》ローワークインターネットサービス:特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要
■具体的な事案につきましては、誠に恐縮ですが管轄のハローワークにお問い合わせくださいませ。