女性管理職セミナー ~女性の健康とキャリア~

お知らせ

 

【女性の健康とキャリア】をテーマに女性管理職向けセミナーを実施しました

 

私たち社会保険労務士法人ワーク・イノベーションは、法人設立当初から、セミナーや研修、代表菊地の執筆を通して、女性活躍やダイバーシティ、両立支援等の実現を支援してきました。

女性活躍やダイバーシティ、両立支援などの流れは、新型コロナウイルス感染症の影響でDXやテレワーク導入などとともに一気に前進した印象です。
その流れにあって今まで働き方や制度を変え辛いと考えられてきた業界・業種においても、改革に取り組もうという企業様が増えてきました。

今回は、人事部の中に女性活躍・ウェルネス推進室を立上げ、健康課題の改善に向け取り組みを進めている企業様よりご依頼いただき、【女性の健康とキャリア】をテーマに女性管理職の皆様に対して代表の菊地がセミナーを実施させていただきました。

 

女性社員のキャリアをウェルネス(毎日をよりよく生きる健康維持)と紐付けて考える

少し前に「バリキャリ」「ゆるキャリ」という言葉が流行りました。【キャリア】とは仕事だけを表す言葉ではなく、仕事も含めた人生全般を意味する言葉であり、その人自身の価値観や生き方に深く結び付いています。

特に女性は特有の事情(生理・妊娠・出産・育児・更年期等)があり、そうしたウェルネスに直結する事情とキャリア形成は切り離せません。そのため、キャリアとウェルネスを紐付けて、情報の提供および自己の振り返りも含め、これからの女性のキャリア形成について、伝えさせていただきました。

 

職場環境を考える一歩として

まずは女性の健康について正しい知識を共有し、互いに理解し合える信頼関係を構築し、多様性を認め合うことができる職場環境について、当事者・女性管理職としてどうすべきか、他社事例も共有しながら、ワークをいたしました。

特に印象に残ったのは、現在、店舗(現場)にて時短勤務で働いている方のお話です。
時短勤務が終了となる「子が中学生」以降の働き方に不安を感じているとのこと。ただでさえ育児と仕事の両立はハードワークであり、ウェルネスに直結します。
今回は、限られた時間で詳細はうかがえませんでしたが、キャリアコンサルタントとしてもワーキングマザーとしても「不安」について共感し、深掘りをして行きたいと思ったところです。
というのも私自身が弊所に転職する5年前、人材業界の営業として、子ども2人を育てながら日々奮闘していた経験があるからです。

当時、仕事のキャリアを積んで行くためには、チーム長・部長と管理職に向かっていく「バリキャリ」の道しかありませんでした。
一方、プライベートでは、長男の小一の壁と祖父の在宅介護(介護を担う両親に協力できていない無力感)があり、一時的に仕事をペースダウンしたかったのですが、そのルートが準備されておらず、また女性のロールモデルも居らず、まさしく「不安」一色でした。
「不安」により心身の健康が阻害され、それは仕事を含めた自身のキャリアにも会社にとってもマイナスに作用する、という実感がありました。
そうした経験もあいまって先が見えない中で管理職というキャリアを目指すのは、不安に感じることが良く理解できます。

今回、不安な思いについて声を頑張って挙げていただき、女性の健康とキャリアの課題として企業様の人事部に共有できました。更に「女性はもちろんのこと、男性も働きやすい職場であるために継続して改革に取り組んで行く」という力強いお言葉もいただきました。

今回の「女性の健康とキャリア」をテーマとするセミナーを通して、他にも自社だけでは中々洗い出しにくい課題を共有することができました。
またセミナー終了後も継続してディスカッションや個々の対話、より良い組織を目指して制度等の整備にステップアップして頂ければ、大変嬉しいです。

 

セミナーを終えての感想

「女性の健康とキャリア」というテーマでの今回のセミナーは弊所代表の菊地が登壇をし、キャリアコンサルタントの私はアシスタントを務め、冒頭ご挨拶をさせて頂きました。

図らずしも自身のキャリアとの繋がりで“仕事を補佐するアシスタント”という役割の重要性を強く意識しました。
今回、研修にご参加いただいた店舗勤務の皆様は、まさに現場で顧客と最前線で向き合っている顧客のアシスタントといえます。
そして、現場で働く従業員の皆様が健康で生き生きと活躍できるように支えるのが人事部や管理職であり、その意味で従業員のアシスタントともいえます。

自身が管理職の指揮のもと現場で働いてきた経験の中で、良い管理職は現場の声をしっかり聞いて、一番働きやすい職場を作り出すことに意識していました。
そうした「誰かのアシスタント」という感覚を常に持つことが、組織や会社の土台となると考えます。
今回のセミナーでは、特に人事部の皆様は「従業員が長く活躍できるようにアシスタントの役割を全うする」と強く意識されていると感じました。

現在私も弊所でマネージャーの役割を担っておりますが、まだまだ職員のアシスタントとして十分に取り組めておりませんので改善していきたいと、最後ご挨拶をいただきました人事部の取締役常務執行役員のお言葉を聞いて感じた次第です。

 

最後に

企業様向けのセミナー・研修につきましては、事前ヒアリングやアンケート実施を通して、それぞれの会社ニーズにあった内容を構築いたします。
従業員と人事部・経営者層の仲介役が必要だと感じた際には、社会保険労務士法人ワーク・イノベーションにご相談ください。キャリアコンサルタント
石川 良子

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